「のどを鍛える」東園田町会報12月号に掲載

東園田町の皆様、こんにちは。尼崎にある「いちむら歯科クリニック」の一村です。

一気に寒くなってきましたね。そろそろのどを潤す加湿器の出番でしょうか。のどは嚥下、発声、呼吸などとても大切な役割があるのですが、足腰の衰えなどのように自覚もしにくい、さらに健康診断でも見つけられない、など衰えが気づきにくい器官です。筋肉によって支えられているのどぼとけの位置は40から50代で衰えはじめ60代以降になると急激に下がり始めてしまいます。

亡くなる原因の上位に当たる肺炎、その肺炎の中でも60から80%は誤嚥性肺炎といわれていますが、のどの力が弱くなり飲食物などが気道に入りやすくなり誤嚥がおきやすくなります。

さあ、のどを鍛えなければいけませんね。のどぼとけと舌は靭帯でつながっています。舌の筋肉を鍛えればのども鍛えられます。

やり方は簡単!口を大きく開き、ゆっくりと「あー」「いー」「うー」「べー」と声をだしてゆっくり言ってみて下さい。最後の「べー」では思いっきり舌を下に伸ばしてください。声を出していただいた方がいいですが、この時期乾燥しているのでお風呂の中でしていただいた方が良いですね。一日10回×3セットをやってみましょう。

何歳からでも鍛えられますからね!今日から始めてみませんか。